ゴルフレッスンプロのサカモトリョウです。
今回はフックボールが多発してしまう方向けの記事となっています。
※文章が苦手な方は、こちらの動画に内容をまとめていますので、よろしければご覧ください。
そもそも、意図せずに打球が左に曲がってしまう方達は
- なぜフックボールが出るのか?
- どうやって直したら良いのか?
- そもそも直すべきなのか?
- 逆のスライスボールの方がいいのか?
などの疑問が出てくると思います。
そこで、レッスンプロとしてわたしがこの原因と改善点を説明していきたいと思います。
具体的には
- そもそもフックボールはどういった理屈で出るのか
- あなたの打球は・ドロー・チーピン・プルの内のどれか
- どれくらいフックしているのかを把握してみよう
- ドライバーはフックしやすい
- 具体的な改善点はどこか
- 具体的な改善方法・練習方法
この順序で説明していきたいと思います。
10分前後で簡単に読めるないようですし、これによりあなたのフックボールに対する悩みが劇的に改善する可能性が高いので、ぜひご一読を。
スライスの詳しい説明はこちらからどうぞ。
https://manboblog.com/golf-slice-improvement
目次
フックボールはどういった理屈で出るのか
そもそも、フックボールってどういう理屈で出るんだろう?
これは簡単です。
「球に左回転がかかっているから」です。
では何故左回転がかかってしまうのか?
それは「インパクトの瞬間にフェイスがかぶっているから」
というのが、分かりやすいでしょう。
ボールの飛び方や理屈に対する詳しい説明はこちらでどうぞ。
あなたの左に曲がるショットは「フック・ドロー・チーピン・プル」の内のどれか
実は「打球が左に飛んでいく」自体をフックボールだと思っている人が結構いるんです。
そこで、よくある左に打球が飛ぶ種類を説明しておきましょう。
フック
打球に左回転がかかっている状態。
風などの影響や、打球の高さがあまりに低いなどの特殊な条件が無い限り、基本的には左に曲がっていく打球になります。
ドロー
これはよく勘違いされやすいのですが、【真っすぐ飛び出してから、少しだけ左に曲がっていく打球】がドローではないんです。
ドローとはインテンショナルフック(自分の意思でフックボールを打つこと)のことを指しています。
つまり、自分で意図してフックボールを打っていなければ、打った打球が真っすぐ飛び出して綺麗に左に少し曲がったとしても、それは「ドローボール」ではなく「フックボール」ということになります。
チーピン
「ドロップボール」とも言われますが、急角度で左に大きく曲がり、すぐに落ちてきてしまうショットです。
簡単にOBに繋がってしまうショットなので、このショットには要注意です。
プル
この単語は皆さんにはなじみがないかもしれません。
「プッシュ」という、右に飛び出すミスの方は皆さんがよく使う言葉なのですが、その逆バージョンです。
打球の出だしからいきなり左に飛び出るショットのことで、どちらに曲がるかは関係ありません。
これらの違いをしっかりと認識して、自分のショットの改善点を正確に計りましょう。
フックしてしまう具体的な理由を知ろう
では、実際にどこに改善点があるのでしょうか?
さきほども言った通り、「フェイスがかぶってインパクトする」といったことが最大の問題点となります。
なので、それを直すことが出来ればフック回転しない可能性が高いのです。
では、なぜそうなのか。
詳しく説明していきましょう。
卓球のスマッシュみたいにフェイスがかぶってしまう。
インパクトの時までに、右手と共にフェイスを無理矢理かぶせてしまう打ち方。
よく「右手に力が入ってるね」などと言われて出るミスの1つです。
右肩が下がりながら打つ、アッパースイングが強くなり過ぎてしまう。
右肩が下がり過ぎてしまうと、左足に体重が乗り切らないままインパクトしてしまいます。
そうすると、フェイスを閉じるのが早過ぎしまうので、インパクトの際にフェイスがかぶってフック回転してしまいます。
この2つは本当に多いミスなので、フックが気になる方は注意してみましょう。
自分のショットがどれくらいフックしているのかを把握しよう
「なんか打球がフックしてしまうな〜」
というように言っている方は確かに多いのですが、どれくらいの幅をフックしているのかを理解しているのも、大きな情報のひとつです。
実はこれが非常に重要で、先ほど説明したチーピンのようなショットになってしまっているのであれば、それはすぐに改善出来るように取りかかりましょう。
しかし、多少右に飛び出て(プッシュ)左に曲がってくるような打球の場合は、意図的に打っているドローではないものの、すぐに改善しようと思うものではありません。
自分のショットがどの程度曲がってしまうのかを、今一度確かめてみましょう。
ティーアップしたショットはフックすることが多い
実はティーアップしているドライバーショットは、特にフックボールが出やすいんです。
もともと持ち玉がフックボールの人は、このドライバーでフックし過ぎるという悩みは大体持っていることが多いです。
この理由は、先ほど説明した、「右肩が下がりながら打つ、アッパースイングが強くなり過ぎてしまう」ということです。
他のショットと違い、ティーアップしているドライバーでのティーショットは球の位置が高い分、右肩が下がってインパクトしやすいのです。
持ち玉がフック回転の人は「ドライバーはフックしやすい」ことを認識しておきましょう。
フックを直すおすすめで具体的な改善・練習方法
フックをしてしまうのは、インパクトの瞬間にフェイスがかぶってしまうのが原因であることは、先ほどから言った通りです。
なので、1番てっとり場合簡単な方法は「アドレスの時点でフェイスを少し開いている状態で構える」ということです。
これは否定的な意見もあるのですが、あなたが初心者、もしくはフックがどうしても止まらなくて、ゴルフがつまらない!と思っているのなら、ぜひ一度試してみてください。
この感覚があるだけで、だいぶ良くなっていく人が多いんです。
このイメージでゴルフをしていて、少しずつ右に出たり、スライスするようになったら、少しずつ開いていたフェイスをスクエアに戻していこう。
そしてまたフックするようなら、またアドレスで開いて構える。
このように少しづつ調整してみよう。
たまにですが「アドレスで開けば開くほどフックが強くなる」という方がいらっしゃいます。
原因は、開いた分を無意識に無理矢理戻そうと、手首を返してしまうから。
パワーの強い方に多く現れる現象ですので、パワーの強い方は注意しておきましょう。
まとめ:フックの種類と改善方法を理解してゴルフを改善していこう
- そもそもフックボールはどういった理屈で出るのか
- あなたの打球はフック・ドロー・チーピン・プルの内のどれか
- 具体的な改善点はどこか
- 具体的な改善方法・練習方法
フックはスライスよりも、ハザードに入ったり、OBへ行ってしまったりするリスクがスライスよりも多い打球です。
しかし、うまく使いこなせばスライスよりも大きな飛距離を手に入れることができます。
かっこいい「ドロー」を打って、みんなに自慢しちゃいましょう!
スライスの詳しい説明はこちらからどうぞ。
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