レッスンプロのサカモトリョウです。
今回はシャフトの硬さについて説明したいと思います。
※文章が苦手な方は、こちらの動画に内容をまとめていますのでご覧ください。
そもそもシャフトとは、グリップとクラブヘッドを繋ぐ棒の部分です。
このシャフトは
- 重さ
- 硬さ
- 横ねじれの大きさ
などに違いがあるのですが、今回は1番なじみがあり、分かりやすい「硬さ」についての説明です。
しかし、ほとんどのゴルファーの皆さんは
- 全然違いが分からない
- 何が良いのか分からない
- シャフトが変わっただけで本当にショットが変わるの?
などの疑問を持つことでしょう。
そこで、レッスンプロの観点から「フレックスの基本的な考え方」を教えていきたいと思います。
具体的には
- シャフトの硬さ説明
- ヘッドスピードごとに使い分けるシャフトの硬さ
- 初心者にシャフトの使い分けはいるのか?
- 簡単なシャフトの選び方
の順番で、出来るだけ分かりやすく、簡単に説明していきます。
10分前後で簡単に読めるようになっていますので、ぜひご一読ください。
シャフトの横ねじれである「トルク」についてはこちらです。
目次
ゴルフクラブ:シャフトの硬さ(フレックス)説明
シャフトの固さは基本的に男女に分かれます。
男性用
- R 柔らかめ
- SR 少し柔らかめ
- S 普通〜少し固め
- SX 硬め
- X〜 かなり硬め
女性用
- L 柔らかめ
- A 硬め
このように分かれます。
なんだか難しく感じるかもしれませんが、意外に硬さだけなら単純なので、気楽に見てみてください。
同じR・Sなどの表記でも、明確に基準が決まっているわけではありません。
メーカーやモデルによって同じ硬さ(フレックス)表記でも、実際の硬さは多少の違いがありますので注意しましょう。
ゴルフクラブのシャフトの硬さはヘッドスピードで決めよう
ヘッドスピード(振りの早さ)に応じてどのシャフトを使えば良いのか、目安を書いておきます。
男性用シャフトの硬さ説明:ヘッドスピード目安
男性は、女性に比べてヘッドスピードに個人差が多く出やすいため、シャフトの硬さが多くに分かれています。
そのため、自分の好きなように選べる一方、なかなか選ぶのに時間と迷いが生じてしまうことがあるので注意して選びましょう。
R(レギュラー)
男性用で1番一般的な硬さのシャフトです。
ヘッドスピード35〜40の方向けの硬さとなります。
SR(スティッフレギュラー)
男性用でレギュラーシャフトより、少しだけ硬いシャフトが欲しいという方向けのシャフトです。
S(スティッフ)
男性用で、ゴルフスイングに慣れて振れている方や、スポーツ経験がある若年層の方などがゴルフを始める時などにおすすめの硬さのシャフトです。
ヘッドスピードは42〜48前後ほどの方におすすめの硬さです。
SX(スティッフエキストラ)
SとXの間の硬さです。
あまり見かけることは無い堅さですが、かなりの硬さになっています。
X(エキストラ)
普通の設定の中では1番硬いシャフトになります。
普通のゴルファーで使っている人はほとんどいない硬さのシャフトです。
アスリートゴルファーや、野球経験者、プロゴルファーの好む硬さです。
特注になるモデルも多く、通常の販売店では販売していなかったり、もともとそのモデルではXシャフト自体が作られていない可能性もあるので注意して確認してください。
ヘッドスピードは46〜50前後が求められます。
XX(ダブルエキストラ)以上
このXXやXXX(トリプルエキストラ)は滅多に見ることの無い、完全特注のシャフトです。
ヘッドスピードが50以上出ている人で無ければ使いこなすことは難しいでしょう。
レッスンプロのわたしも、使っている人を見たことがあるのはたった1度だけです。
実際使うなら中古を探すか完全に特注で頼むことになるので、ヘッドスピードが52以上出る方は探してみてください。
女性用シャフトの硬さ説明:ヘッドスピード目安
女性用は基本的に2つの硬さしかありません。
L(レディース)
一般的に販売されているレディースのシャフトの硬さは、このLシャフトがほとんどです。
ヘッドスピードは25〜35ほどが目安となります。
最初はあまり考えすぎず、かなりヘッドスピードに自信がある人をのぞき、こちらの硬さで良いでしょう。
A(アベレージ)
レディースの一般的な硬さであるLシャフトで物足りないという方は、こちらのAシャフトを選ぶと良いでしょう。
ヘッドスピードは32〜37ほどが目安となります。
ヘッドスピードがかなり早めの女性は男性用のRシャフトを使う人が多いです。
逆に、男性でも柔らかいシャフトが良いという方は、女性用のAやLを使っても全然間違いではないので、自分に適したシャフトを選ぶのが1番です。
初心者にゴルフクラブのシャフトの細かな調整はいるのか?
結論から言えば「初心者にシャフトの考えはほとんど要りません」
ゴルフ初心者の方に
- シャフトを感じながら打とう
- 少し重いシャフトを使ってタイミングを合わせよう
のようなことを言ったところで、実際出来るわけがありません。
とりあえずポピュラーなもの、無難なもの(男性ならRかS・女性ならL)を選んでおけば、あまり気にしなくても大丈夫です。
初心者でも、ヘッドスピードが45以上ある人はきをつけましょう。Rではシャフトがしなり過ぎてしまうので、S以上の硬さを選びましょう。
特に野球をやられていた方は、かなりヘッドスピードが速い傾向があるので、最初からシャフトのフレックスを確認しておきましょう。
簡単なゴルフクラブのシャフトの選び方
と思う方も多いでしょう。
実はシャフトの選び方は意外に簡単です。
硬さだけ多少選んだら、最初からヘッドに刺さっている純正シャフトで十分です。
上級者になると、自分の特性に合ったカスタムシャフトを入れなおすことも多いのですが、よほどこだわりがあるということでなければ、入れる必要はありません。
先述通り、硬さを自分のヘッドスピードに合わせて選んでいれば、自分の好みのヘッドを買えばいいのです。
まとめ:ゴルフクラブのシャフトはヘッドスピードに合わせて硬さ(フレックス)だけ考えよう
- ゴルフクラブ:シャフトの硬さ(フレックス)説明
- シャフトの硬さはヘッドスピードで決めよう
- 初心者にシャフトの細かな調整はいるのか?
- 簡単なシャフトの選び方
シャフトは考え始めたらきりがないというほどたくさんの種類があり、またどんどんと新しいシャフトが開発・発売されていきます。
あまりこまめに変え過ぎてしまうと
「シャフトが合っていないのか、自分のスイングがぶれてしまっているのか」
の判断がつかなくなってしまいます。
ある程度のシャフトを決めたら、辛抱して使ってみましょう。
【シャフトの横ねじれである「トルク」についてはこちらです】
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