ゴルフレッスンプロのサカモトリョウです。
(@sakamotoryogolf)
今回は【2019年の松山英樹プロクラブセッティング紹介!】という内容の記事となっております。
<速報>松山英樹は2アンダーフィニッシュ スコア伸ばし決勝Rへ https://t.co/ZEYVzgSkfP pic.twitter.com/4wbeFeFfeJ
— Catch the Golf (@golf_info1) March 10, 2019
という方も多いのでは無いでしょうか?
そこで、松山選手のクラブセッティング情報とレッスンプロから見たクラブの選び方を説明いたします!
3分くらいで読める内容ですし、松山英樹選手のクラブセッティングについて理解出来る可能性が高いので、ぜひご一読ください!
2019年:松山英樹クラブセッティング紹介
2019年3月現在松山選手は、
番手 | メーカー | クラブ名 |
ドライバー(9°) | キャロウェイ テーラーメイド |
エピックフラッシュ M5 |
スプーン(15°) | テーラーメイド | M4 |
ユーティリティ(19°) | PING | G410ハイブリッド |
アイアン (4番~PW) | ダンロップ | Z965 |
ウェッジ(52°56°60°) | クリーブランド | RTX2.0 プレシジョンフォージド |
パター | スコッティキャメロン | GSSニューポート2 |
ドライバーはこの二本を試しているようですね。
2019年3月現在では二大巨頭と言っていいほどのドライバー二本ですから、試すのは当たり前でしょう。
マスターズも間近に控えているので、そのコースをイメージして試しているのでしょう。
プロ達は「そのコースでどういう打球が必要で、その為にはどのクラブが適しているか?」という思考のもと、クラブを選んでいることが多いです。
なので、そういう視点でクラブと試合を見るとさらに面白いかもしれませんね!
それぞれ詳しく説明していきましょう。
ドライバー
キャロウェイ エピックフラッシュ
今年から取り入れた「キャロウェイ エピックフラッシュ」
こちらはなんとフェイス設計をAIに任せたということで非常に注目されているドライバーです。
詳しい説明と試打記事はこちらを参考にどうぞ。
テーラーメイド M5
テーラーメイドの大人気シリーズ「Mシリーズ」の最新作である「M5、M6」の内、フェード系の打球が出やすいアスリートタイプのものを選んで使用しています。
レッスンプロの観点から言っても、松山選手のスイングにピッタリだと思います。
松山選手のヘッドが一直線にボールに向かうようなイメージと、クラブの性能がしっかりと一致しているイメージが出ます。
【プロのような飛距離を手に入れよう!2019年本当に飛ぶドライバーランキングはこちら】
フェアウェイウッド:スプーン
テーラーメイド M4
こちらはドライバーとは少し違うタイプのものですね。
ドライバーよりも少し易しいタイプのクラブです。
私もお客様からクラブセッティングについて相談を受けるときは、スプーンを出来る限り易しく打てるセッティングにした方が良いとアドバイスします。
クラブの中でも特に難易度が高めで打球を上げづらいので、アマチュアの方にもおすすめのセッティング方法と言えるでしょう。
ユーティリティ
PING G410ハイブリッド
松山選手はシャフトにスチールを入れて、球が飛び過ぎないようにセッティングしていますね。
私もユーティリティにはスチールを入れてセッティングしています。
アイアンと同じフィーリングで打てる・なおかつ高さはかなり出るので、コンパクション(グリーンの硬さ)が強いコースでピンを狙う為に入れているのでしょうね。
アメリカのタフなコースコンディションが伺えます。
アイアン
ダンロップ SRIXON Z965
こちらは非常に良いアイアンで、1つ前のモデルですが私も使用しています。
特徴としては
- マッスルバックなのに難易度が高くない
- 飛距離性能もマッスルバックの割に高い
- 深めのラフにもしっかりと潜っていき、しっかりボールまで届く
- 夏のラフでもフライヤーしづらい
- フライヤーも前ではなく上にさせることが出来る
などが見込める特徴となっています。
まさしく「プロが選ぶクラブ」ですね。
この「965」よりも少し簡単な使用になっている「765」シリーズも出ています。
という方はこちらでもおすすめです。
ウェッジ
クリーブランド RTX2.0 プレシジョンフォージド
数あるウェッジの中でもクリーブランドは上級者やプロ達から非常に大きな支持を得ています。
- スピン量
- ボールの拾い方
- 打球を抑える能力
- 打感から感じる情報量
など、とても上級者が望むことを表現してくれています。
ウェッジは3本使用していますね。
私も次のクラブ変更の際には3本のウェッジにしようと決めています。
ウェッジが多ければ色々な
- 傾斜
- 芝の状態
- スピン量
- 打球の高さ
などに対応することができます。
アメリカのタフなコースコンディションには必須に近いのかもしれませんね。
パター
スコッティキャメロン GSS NEWPORT2 Timeress
松山選手といえばこのパター!
というくらいずっと愛用しているパターですね。
実際にプロ達が良く言うのは、
「色々なパターを試すけど、最終的に1番気に入って使っていたものに戻る」
ということです。
これは本当に多くのプロから良く聞く言葉で、私も実際にそうなります。
やはり自分の中の「入るイメージ」と、使い慣れたパターとのフィーリングが絡むのでしょうね。
レッスンプロとして
「パターは出来る限り売らない」
ことをおすすめします。
パッティングはいつどのパターとフィーリングが絡むか分からないですし、パターを変えた時は一時期とても入る様態になったりするのはゴルフあるあるです。
無理の無い範囲でパターは使わない物も置いておきましょう。
テーラーメイドTPコレクション Mullen(ミューレン)prototype
松山英樹が世界選手権優勝で使ったパターはテーラーメイドの「TPコレクション ミューレン」
マレット型のテーラメイド「TPコレクション ミューレン」市販品とはネックが違うらしけど、注文が殺到してどこも品切れ中らしい?https://t.co/XNYMq5YFzlpic.twitter.com/0jn9ORmx4Q#ゴルフ— 三奈本和樹 (@kazukitohajime1) February 6, 2018
こちらは昨年のブリヂストンインビテーショナルで、松山英樹を優勝に導いた「TPミューレンのプロトタイプ」です。
パターを変えた理由は「届いて使ってみたら良さそうだったから」だそうです。
これほどのトッププロでも、フィーリングはいきなり変わったり、他のパターと合ったりする訳ですね。
まとめ:松山英樹選手のクラブセッティングは自分のフィーリング重視のイメージ
松山選手のクラブセッティングを見て、
「自分のフィーリングを重視して選んでいるな」
という印象が強いです。
もちろん、しっかりとクラフトマンが付いているのでしょうからしっかりと自分に合うようにセッティングされたクラブが届くでしょう。
しかし、その中から実際に打ってみて「なんか良さそう」というものを実際に試合でも試したりしているように感じます。
これはアマチュアの方にも非常に参考になると思うので、こういった「ゴルフ感」を高める意識を持ってみてはいかがでしょう?
【注目記事】
その他ご質問ございましたら、お気軽にLINEご登録いただけますと幸いです。