ゴルフってマナーにうるさいスポーツってイメージありませんか?
※文章が苦手な方は、こちらの動画に内容の一部をまとめていますのでご覧ください。
紳士淑女のスポーツと良く言われるくらいですから、そのマナーは他のスポーツと比べても、少し厳しめに設定されています。
しかし、実は最低限の心構えさえあれば大変なことはあまり無いんです。
では、実際どのくらいのマナーを理解していれば、みんなに迷惑をかけずゴルフを楽しめるのでしょう?
初心者の方は、そのさじ加減がなかなか理解できないことでしょう。
ゴルフのマナーってどういうものだろう?
- なんかマナーにスゴく厳しいイメージがある・・・
- 経験者の人たちがすごいうるさそう・・・
- どれくらい理解していれば問題無くゴルフに行けるんだろう?
- たくさんあるけど全部覚えなきゃいけないの?
- どれが重要なの?
などなど。
そこで、実際にゴルフに行く上で、絶対にこれだけは覚えておいて欲しいマナーを選んでみました。
この最低限のマナーを覚えているだけで、なんとかコースに行っても恥をかかない、迷惑をかけないという状態になるように説明していきます。
この記事はマナーの説明記事となっています。
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目次
ゴルフのルールとマナーの違いって?
ルールとマナー。似ているように聞こえますが、分け方は簡単です。
- ルールは、コースや周りの為にやらなければいけないこと。
- マナーは、コースや周りの為に守るべきこと。
です。
簡単に言うと、ほぼ強制か、任意かということです。
ルール:コースや周りの為にやらなければいけないこと
ルールは、必ずしなければいけないことです。
それがゴルフの「ルール」なら、プレイする上では強制的にやらざるを得ません。
そういう「決まり」ですから。
- スタート時間には遅れてはいけない
- グリーン上ではマークせずにボールに触ってはならない
などですね。
競技などは失格・ペナルティを化せられてしまうので、重々注意しましょう。
マナー:コースや周りの為に守るべきこと
マナーは、コースや一緒にプレーしている人間が心地いいように、自ら進んで活動することや、心構えのことです。
- 後ろの迷惑にならないように早くラウンドするよう急ぐ
- 自分や他人の打った後のディボットを直したりする
と、いったことですね。
どちらも、ゴルフにおいてとても大切なことですが、今回はマナーについて説明していきます。
マナーがまったく分からなければ、一緒にゴルフをしている人たちを不快な気分にさせてしまうかもしれませんし、他のお客にも迷惑をかけてしまうかもしれません。
ゴルフは同じ人たちと、ほぼ半日一緒にいる珍しいスポーツです。
共に気持ちよくゴルフというスポーツを楽しむため、最低限のマナーを学び、気持ちのいい1日を過ごせるようにしておきましょう!
ゴルフの基本マナー①スタート時間に絶対に遅れない
これはゴルフに関わらずどこでも当たり前のことですが、ゴルフではスタート時間には絶対に遅れないようにすることが特に大事です。
ゴルフは到着してから、クラブハウスで着替えたり、ゴルフで使う道具の準備をします。
その後、だいたいの人はショットやパターの練習、ストレッチで体や技術の準備を多少なりともします。
少なくとも、スタート時間の30分前にはゴルフ場に到着、10分前にはティグラウンド周りに到着しましょう。
そして、万が一ゴルフ場への到着が遅れそうな場合は、早めにゴルフ場に連絡を取りましょう!
ゴルフ場のスタッフが状況に応じてスタート時間をずらしてくれたりします。
スタートに遅れてしまうと多くの人に迷惑をかけてしまいますし、もしゴルフ場の予約状況に余裕が無い場合は、途中からのプレーをお願いされることもありますね。
自分で18ホールプレイ出来ないことになってしますので、これは非常にもったいないです。
一緒にその日プレイする人たちにもとても迷惑をかけたり、気を使わせたりさせてしまいますからね。
絶対に遅れないように気をつけましょう。
ゴルフの基本マナー②プレイファスト(プレイファースト)を守ろう
ゴルフにおいて、1番嫌がられるマナーの悪さが「プレイスピードが遅い」ということです。
【プレイファスト】【プレイファースト】と呼ばれるマナーです。
(本当はプレイファストが正解です)
簡単に言うと、前の組との間隔を空けてはいけないマナーです。
これだけは初心者の内に絶対に叩き込んでおきましょう!
同じくプレイが遅い人たち以外の、ほぼ全てのゴルファーたちから嫌われてしまいます・・・
ゴルフは基本、OUTコースとINコースの2つから全てのプレーヤーがスタートします。
(3コースや、それ以上のところもありますが少数です)
ゴルフは予約したスタート時間から順番にスタートするスポーツです。
そのため、1組遅い組がいた場合、その日ラウンドしている後ろの組全てがその遅いペースに巻き込まれることになってしまいます。
そうなると、ゴルフ場の方も放置するわけにもいかないので、最悪注意を受けてしまうでしょう。
マナーとは、「周りの人たちを思いやる行為」です。
自分たちが遅いだけで、多くの人に迷惑がかかってしまうということ念頭に入れてプレーするように気をつけましょう。
例えばトップスタート(その日のコースで1番早いスタート)だったとしたら、前の組がいないのでゆっくりプレイしても良いかと思うかもしれませんが、それはダメです。
前述通り、その日プレイする後ろの組全てに迷惑をかけてしまうので、出来る限り速いプレイを心がけましょう。
基本となるのは、ハーフ(ゴルフ場1ラウンド18ホールの半分の9ホール)で、2時間15分が基本になります。
ゴルフ場によって求めてる時間帯は多少ズレますが、ハーフ2時間15分で注意されることはまずありません。
基本はこの2時間15分を目安にプレーしましょう。
(1ホール15分計算の時間です)
ゴルフの基本マナー③アドレスに入っている人の邪魔になるような行為をしない
ショットでもパットでも、打つ人がアドレス(ボールを打つための構え)に入ったら、その人が気になってしまうような行為をしないように気をつけましょう。
具体的によくある事例をいくつか挙げます。
- 大きい音を出さないようにする
- 視界に入らないようにする
- タバコの煙に気を使おう
1つ1つ詳しく見ていきましょう。
①大きい音を出さないようにする
大きな話し声や物音は当たり前ですが、カートを動かす音やクラブをしまう音なども気をつけましょう。
周りがかなり静かなので、結構聞こえて気になってしまう人も多いです。
誰かがアドレスをとっている時だけで大丈夫なので、立ち止まって静かにしていましょう。
②視界に入らないようにする
自分の姿やクラブが、アドレスをとっている人の視界に入らないようにしましょう。
忘れやすいのですが、影もアドレスした人の視界に入らないように気をつけましょう。
影は多少の動きで揺れるので、想像以上に気になります。
特に、夏場や夕方などの影が長くなっている時間帯は気をつけましょう。
もし、どれくらい離れれば視界に入らないのかよくわからない場合は、アドレスしている人の後ろに立っていましょう。
背中側に立ってさえいれば、視界に入ることはありません。
③タバコの煙に気を使おう
タバコが吸える場所で喫煙する際は、煙が他の人たちにかからないように気をつけましょう。
特にアドレスしている時の煙はショットに大きな影響を与えてしまいます。
喫煙する側が配慮しておきましょう。
もしあなたが喫煙者なら、その煙で風を読んでみましょう。
煙の流れ方を見れば、自分の今立っている場所の風の流れ方が簡単に分かります。
自分の体で感じるよりも遥かに分かりやすいので、喫煙者はぜひ試してみてください。
ゴルフは、1ミリインパクトがズレただけで結果が大きく変わる繊細なスポーツです。
アドレス時のマナーは特に気をつけましょう。
ゴルフの基本マナー④グリーン上では繊細に動こう
グリーン上はボールを転がして穴に入れる為に作られています。
よって短く刈り込まれているため、簡単に傷ついてしまうので繊細に配慮してあげる必要があります。
グリーン上での代表的なマナーを紹介していきましょう。
- 走るのはNG
- 相手のラインを踏まない
- ボールマークを直す
- 旗(フラッグ)はパットの延長線上以外に置く
- カップ周りを傷つけないように仕しよう
この5つは最低限知っておいて欲しいマナーなので、詳しく説明していきます。
①走るのはNG
芝を傷つけてしまうため、グリーン上では静かに歩きましょう。
思わず興奮してしまうような時も、跳ねたり走ったりしてはいけません。
早歩きくらいにしておきましょう。
ぎりぎり入るか入らないかのパットを見ている時に、「なんとか曲がれ!」という気持ちが足に現れて、足場を捻る人が結構います。
グリーンが非常に痛んで、その後にプレイする人に大変迷惑をかけるのでやめましょう。
②相手のラインを踏まない
グリーンに入る前に他の人のパッティングライン(ボールからカップまで実際に通るであろうボールの軌道)を大体で良いのでチェックし、踏まないように気をつけましょう。
他の人のラインをだいたいチェックして、自分が行きたい所にその場所がかかる時は、そのラインを踏まないように遠回りするか「ここ踏んでも大丈夫ですか?」と聞いてからそこを跨ぐとグッドマナーです。
あまり結果には影響しづらいですが、自分のラインを堂々と踏まれると大体の人は気分が良くありません。
まさしく「マナー」の領域ですね。
③ボールマークを直す
ボールがグリーン上に落ちたときにできる芝生のくぼみをボールマークといい、必ず直すのがマナーです。
グリーンフォークという専用のものがあるので、芝を寄せて直しましょう。
その場で直すのと後で直すのとでは、芝の修復する時間がまったく違います。
他にプレイしている人はもちろん、ゴルフ場へのマナーにもなっています。
④旗(フラッグ)はパットの延長線上以外に置く
パッティング時に旗を外したら、パットの延長線上やカップ周り以外に置きましょう。
もし、誰かのパットが置いてある旗に当たってしまうと、そのパットをした人に2打のペナルティーがかかってしまいます。
十分に気をつけて旗を置きましょう。
(出来る限りグリーンの外に置くと良いでしょう)
2019年より、ピンを刺したままでパッティングすることが可能となりました。
あまり抜く人は少なくなりましたが、たまに抜きたいという人がいたら気をつけてあげましょう。
⑤カップ周りを傷つけないように仕しよう
カップ回りはとてもデリケートです。
カップに入ったボールを拾い上げる際や、旗を抜いたり差し込む際にカップの縁を傷つけないように気を付けましょう。
その少しの差で、ボールがカップに入る、入らないの差になってしまうこともあります。
ゴルフの基本マナー⑤バンカーは綺麗に使う
コースのいろいろな場所にバンカーは設置してあります。
そんなバンカーにおいてもマナーがしっかりとあるので、覚えておきましょう。
- バンカーに入る時は低い所から
- とにかく綺麗にならそう
この2つさえ守っておけば間違いありません。
詳しく説明していきます。
①バンカーに入る時は低い所から
バンカーへ入るときは、土手が低くなってるところから入りましょう。
バンカーの高いところは急斜面になっていることも多く危険なうえ、高いところから無理に入ると土手の砂が崩れ、直すのも大変です。
そうなるとゴルフ場の管理の方にも、後からプレーする人にも迷惑がかかってしまいますので注意しましょう。
②とにかく綺麗にならそう
バンカーショットのあとは、ショットの跡や自分の足跡などをならしてから外に出なければいけません。
【バンカーレーキ】と呼ばれる道具がバンカーの周辺に何本もおいてあるので、それを使ってキレイにならし、使い終わったらバンカー周りに戻しておきましょう。
バンカーレーキの数が一定の場所にかたまらないよう、いろんな所に均等に置いてあげるとグットマナーです。
バンカー内は、他人が打った跡や雑にならした後にボールがあると、極端にショットの難易度が上がってしまいます。
次のプレーヤーが同じバンカーに入ってしまった時のことを考えて、綺麗にならしておきましょう。
ゴルフの基本マナー⑥とにかく危険のないように
ゴルフは固いボールと鉄のクラブで遊ぶスポーツです。
自分にも、そして周りにも絶対に危険が無いように配慮することも最大のマナーの1つですので、最大限に気をつけましょう。
- 近くに人がいないかどうかを確認してからスイングする
- 打つ人よりも前には出ないようにする
- 前の組に打ち込まないように気をつける
安全にゴルフを楽しむ為に、この3つは最低限気をつけましょう。
①近くに人がいないかどうかを確認してからスイングする
スイングするときは、周囲に人がいないかどうかを必ず確認してからにしましょう。
少しでも当たる可能性のある距離感ではしないでください。
クラブのヘッドが人に当たると大けがになってしまいます。
絶対に気をつけましょう!
②打つ人よりも前には出ないようにする
打つ人より前に歩いて行ってしまったり、立っていたりすると、ボールやクラブが当たる可能性があり大変危険です。
絶対に前に出ないように気をつけましょう。
「ここならさすがに大丈夫だろう」という考えで、打つ人より前方に歩いて行く人が本当に多くいます。
事故というのはそういった油断からくるものです。
絶対に止めましょう。
③前の組に打ち込まないように気をつける
前の組の人たちに打球が届いてしまう恐れがあるときは、危険なので打たないでください。
次のホールに前のグループがまだ残っていれば静かに待ち、その人たちが十分離れてから打つようにしましょう。
万が一、隣のコースや前の組に打ちこんでしまった場合は、大きな声で「ファー」と叫んで危険を知らせましょうね。
実際に人がいる場所まで打ち込んでいなくても、30ヤードほど前にボールが落ちただけでかなり大きい音がします。
人によっては嫌がる人もいるので「どうせ届かない」と思う距離感でも、かなりの余裕を空けて打ちましょう。
ゴルフの基本マナー⑦クラブハウス・レストラン
お昼休憩の際のレストランやクラブハウスに入る時や、ラウンド終了後にロッカーに戻る時などは、芝生を落としてから室内に入りましょう。
必ずエアガンという靴の裏に付いた芝生を落とす為の空気の出る機械がマスター室周りにあるので、それを使って芝生を落としてください。
室内を汚さない為のマナーです。
ゴルフ場内では、1番最初に渡されるロッカキーホルダーの番号で最後にまとめて精算するシステムです。
なので、何かを買う時や食事をする時は必ずローカーキーホルダーを持っていきましょう。
最後にまとめて番号で払うシステムなので、そのロッカーキーホルダーの番号が悪用される可能性があります。
なにかお金がかかる際は、必ず番号と自分の名前を書くのが普通のゴルフ場では当たり前です。
しかし一応用心のため、食事の際などはロッカーキーホルダーを忘れず持っていきましょう。
まとめ:ゴルフのマナーとは思いやりである
初心者用にいろいろと書いてきましたが、さらにまとめると結構簡単です。
- 出来る限り急ごう
- 人に迷惑をかけ無いように心がけよう
- コースをちゃんと直そう
この3つです。
あとは、このうちのどこかに分類されるものです。
ゴルフはあまりにもルールとマナーが多いスポーツです。
「初心者なのに、こんなにルールもマナーもいっぱい覚えられない!」
と思う人も多いでしょう。
ですので、この3つだけ意識して、分からないことは周りの人にその都度聞こう!
レッスンプロとしていろいろなゴルフ場に行ってレッスンしていても、私も生徒さんも実際に使うルールとマナーはごくごく一部です。
慣れてしまえば全然どうということはないので、どんどん実践を重ねて、楽しみながら覚えましょう。
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