ゴルフレッスンプロのサカモトリョウです。
(@sakamotoryogolf)
今回の記事は【2019年マスターズ復活優勝!その勝利を支えたクラブセッティング紹介!】という内容の記事となっております。
2019年のマスターズはレジェンドゴルファー「タイガー・ウッズ」選手の14年振りとなる復活優勝で感動の幕を閉じました。
https://twitter.com/PGATOUR/status/1117804520858247169
その復活優勝を支えた2019年版のタイガーウッズクラブセッティングを、現役ゴルフレッスンプロの観点から説明していきます!
簡単にタイガーの使用クラブが分かるようになっているので、よろしければご一読ください。
目次
2019年版:タイガーウッズクラブセッティング紹介
2019年のタイガーウッズ選手クラブセッティングは
番手 | メーカー | クラブ名 |
ドライバー(9°) | テーラーメイド | M5(ディアマナD+ホワイト70TX) |
スプーン(13°) | テーラーメイド | M5(ディアマナD+ホワイト80TX) |
クリーク(19°) | テーラーメイド | M3 ディアマナD+ホワイト80TX) |
アイアン(3・5〜Pw) | テーラーメイド | P‐7TW(ダイナミックゴールドツアーイシューX100) |
ウェッジ(56°60°) | テーラーメイド | ミルドグラインドRaw(ダイナミックゴールドツアーイシューS400) |
パター | スコッティキャメロン | ニューポートGSS |
ボール | ブリヂストン | ツアーB XS |
という内容になっています。それぞれ具体的に説明していきましょう。
ドライバー:テーラーメイド「M5」
全盛期のタイガーウッズといえば「ナイキ」のイメージですが、2019年はパター以外のクラブは「テーラーメイド」を選択しています。
全体的に操作性を重視してクラブを選んでいる傾向がありますね。
その中でも、このM5は非常にフェードが打ちやすいクラブで、私が試打した時のも非常に分かりやすくフェードが打ちやすかった印象が強いです。
実際にマスターズでは、ほとんどのティーショットをフェードで打っていました。
かなり高いフェアウェイキープ率を誇っていたので、マスターズ復活優勝の鍵の1つとなったことは間違いないでしょう。
【向いているゴルファータイプ】
- アスリートタイプ
- フェードでのショットを求めている
- ヘッドスピードの速い
- フック回転を避けたい
- 飛距離性能も合わせて欲しい
などの方におすすめのドライバーです。
スプーン:テーラーメイド「M5」
スプーンドライバーと同じく「テーラーメイド:M5」を選択していますね。
基本的にスプーンはある程度の飛距離を出したいので、ドライバーと同じ種類とフィーリングのものを選ぶプロも多いです。
タイガーも、ドライバーと同じような理由で選んでいる可能性が高いですね。
【向いているゴルファータイプ】
- アスリートタイプ
- フェードでのショットを求めている
- ヘッドスピードが速い
- フック回転を避けたい
- 飛距離性能も合わせて欲しい
- スプーンでもしっかり飛距離が欲しい
などの方におすすめのスプーンです。
クリーク:テーラーメイド「M3」
こちらは1つ前のタイプである「M3」を使用しています。
タイガーは最新の「M5」では無く、前作の「M3」の5番ウッドを使用しています。
これは様々な理由や憶測を生んでおりますが、私が思うのは「自分のゴルフを作る上でのフィーリングや流れに沿っていた」と、思うのです。
ほとんどのプロの中でクリークというクラブの位置づけは「グリーンを狙うクラブ」ということ。
タイガーも、もちろんどちらのクラブも試したのでしょうが「グリーンを狙うのはこちらの方」という結論に至ったのでしょう。
実はM3より、M5の方が飛距離に特化した作りとなっていますので、その辺りが影響しているのかもしれませんね。
【向いているゴルファータイプ】
- アスリートタイプ
- フェードでのショットを求めている
- ヘッドスピードが速い
- フック回転を避けたい
- 飛距離性能よりも操作性が大事
などの方におすすめのクリークです。
アイアン:テーラーメイド「P‐7TW」
「This is TigerWoods!」と言えるほどのマッスルバックのアイアンです。
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プロトタイプのこちらはなかなかアマチュアの方には難しいですが、ゴルファー憧れの格好良さを放っています。
正に「飛距離ではなく操作性」の鏡と言えるようなアイアンですね!。
操作性の高いアイアンは小振りなものも多く、ラフからのフライヤー対策としても有効なものが多いです。
そういう意味でも上級者には非常にメリットのあるアイアンと言えるでしょう。
【向いているゴルファータイプ】
- アスリートタイプ
- ヘッドスピードが速い
- 飛距離性能よりも操作性が大事
- スピン量を考えて打っている
- フライヤー対策をしっかり考えている
などの方におすすめのアイアンです。
ウェッジ:テーラーメイド「ミルドグラインドRaw」
ウェッジは56°と60°の「ミルドグラインドRaw」を使用しています。
ウェッジは特に自分のフィーリングや感性が大切なので、自分のイメージに合うウェッジの
- シャフト
- 度数
- ヘッド
を選んだのでしょう。
パター:スコッティキャメロン「ニューポートGSS」
ずっと不調だったパッティングがやっとその輝きを見せた印象でした。
タイガーが使ったのは、昔から愛用している「スコッティキャメロン ニューポートGSS」でした。
タイガーは不調の兆しとも言えるべき時期に、どんどんパッティングが悪くなっていきました。
それからずっとパッティングのフィーリングに苦労してきたのですが、今回はパッティングがやっとその輝きを取り戻してきた気がしましたね!
「パット イズ マネー」と言われるほど、プロの世界はパッティングが占める容量が多いことはよく知られています。
このパットのフィーリングが戻ってきたからこそ、タイガー復活優勝がなされたとも言えるでしょう。
ボール:ブリヂストン「ツアーB XS」
タイガーがマスターズ復活優勝した時から爆発的に売れているこの「ブリヂストン ツアーB XS」。
品薄が続いているようなので、興味のある方はお早めに手に入れよう!
タイガーウッズは方向性重視のクラブセッティング
タイガーウッズのクラブセッティングは、基本的に「自分の狙った所に打てる」ということを1番に考えたクラブセッティングとなっています。
ゴルフは「狙った所にボールを打つターゲットスポーツ」。
そのことを忠実に守った結果が、マスターズ優勝へと導いたのでしょう。
これからのタイガーウッズとゴルフ界に増々注目ですね!
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