ゴルフレッスンプロのサカモトリョウです。
今回は【歩けないような状態から見事復活したタイガーウッズ選手のその復活理由を具体的に紹介!】という内容の記事となっております。
https://twitter.com/TaylorMadeJapan/status/1116497016379416576
ゴルフ界永遠のスーパースター!「タイガーウッズ」選手。
その戦歴は凄まじいもので、世界最強どころか歴代最強のゴルファーの1人とさえ言われるほどの選手です。
しかし、昨今のタイガーは
- ケガによる手術
- 術後の身体の状態が悪い
- パッティングの不調
などの理由で第一線での試合から遠ざかっていました。
しかし、昨年の最終戦ザ・ツアー選手権で見事復活優勝し、今年(2019年)のマスターズでも優勝争いに加わっています。
その具体的な理由はどこにあるのか?
現役ゴルフレッスンプロの私がその点を説明いたします。
3分くらいで簡単に読める内容ですし、タイガーウッズの復活した理由がよく理解出来ると思うので、この記事を読んで仲間とのゴルフ話に花を咲かせてみてください!
目次
タイガーウッズってどんなゴルファー?:プロフィール紹介
1975年12月30日生まれ、身長185cm、体重84kg。米国カリフォルニア州サイプレス出身。1996年プロ転向。
【用具契約】クラブ:テーラーメイド、ボール:ブリヂストンゴルフ、ウエア:ナイキ、シューズ:ナイキ
※2019年4月現在
ツアー通算 80勝(米国、メジャー14勝)、40勝(欧州)、2勝(日本)
タイガーウッズが調子の悪かった理由は?
では、それほどの偉大なゴルファーであるタイガーが長い間不調に落ち入ってしまった理由はなんなのでしょう?
主に
- 身体の不調
- スイングの変化
- パッティングの不調
この3つに分けられます。それぞれ説明しましょう。
①身体の不調
1番の理由としてはこの身体の不調が大きいでしょう。
- 2008年にひざの手術・復活するも再びひざを再手術
- 2013年腰のケガで戦線離脱
- それ以降故障→休養→復帰→故障の悪循環
- 2017年腰の手術
など、計4度の手術をするなど身体の状態が万全とはほど遠いような状態でゴルフをしている期間が長かったのです。
日常生活を普通に送れるようになるにも相当の時間とリハビリが必要だったようですね。
「歩けずに転がっていた」
と本人が言うほど酷い状態だったらしいです……
②負担のかかるスイングの変化
以前のスイングはかなり負担のかかるものでした。
自分自身の身体を大きく使ったスイングで、相当な腰やひざへの負担があったと思います。
そのスイングのまま戦える身体では無くなってしまい、結果色々名スイングを試す期間が訪れていました。
ですが、これほどのトッププロがスイングを変更するということは並大抵のことではありません。
予想通り時間がかかってしまった印象です。
③パッティングの不調
タイガーの強い頃はやはりパッティングが入っていました。
しかし、調子を落としていた時はどうしてもパットが入りきらない状況が多くなっていた印象です。
まさに「パット イズ マナー」ですね。
タイガーウッズ復活の理由紹介!
そしてタイガーウッズが上り調子になってきた理由はどこにあるのか?
前章に沿ってそれを説明していきましょう。
①身体がスイングについてこれるようになった
イメージしているスングに身体がついてこない。
これがタイガーウッズ不調の時の印象でした。
しかし、恐らく手術がうまくいったのでしょう。身体の調子が非常に良さそうです。
本人も「歩いているだけで奇跡」というほど以前は状態が悪かったらしいですから。
これが改善され、身体の状態が良くなっていったのが復活の1番の理由でしょう。
元々のポテンシャルは凄まじいですからね。
②負担の少ない反力系スイングを覚えた
タイガーウッズ、メキシコ #WGCMexico 初日の練習〜スイング〜 #スイング #タイガーウッズ #tigerwoods #swing #golf #ゴルフ #メキシコ @TigerWoods pic.twitter.com/Izf8qUYnoO
— Nishinocometa (@cometaynishino) 2019年2月20日
先ほど言った通り、以前は身体に負担の多いスイングでした。
しかし今は地面反力系のスイングを覚えて非常に身体に優しいスイングになりました。
松山選手や多くのトッププレーヤーがこの地面反力の力の出し方を実践しており、
- 飛距離
- 方向性
と、両方に強いスイングとして注目されています。
タイガー・ウッズの元コーチ
「クリスコモ」さんがバイオメカリズムの観点から、地面反力の重要性を解説してくれています。
引用元:教え方が大きく変化しつつある!? タイガーを復活させたクリス・コモが語るゴルフレッスンの「パラダイムシフト」
【地面反力を勝手に覚えられる練習器具がこちら】
③パッティングのフィーリングが良くなった
メジャーでの優勝争いや復活優勝した試合を見て思うのが「パッティングのフィーリングが戻ってきた」という印象でした。
これは色々な理由があると思うのですが、私が思うのは
- 身体の調子と痛みによる影響
- 自分のゴルフに対する自信
この2点です。それぞれ説明しましょう。
身体の調子と痛みによる影響
人はどうしても体が痛いとそこを庇って動作をするものです。
そのため、ケガをしている時は体のバランスがどうしても崩れてしまいがちです。
タイガーはケガと復帰を多く繰り返してきたので、その間に体のバランスが崩れてしまい、体の調子が良かった頃とのパットのフィーリングが一致しなくなった。
それが大きいと言えるでしょう。
「頭と体の不一致」
ゴルフではよくあることの1つなので、皆さんも気をつけてみましょう!
自分のゴルフに対する自信
本人も
「メジャーでの優勝争いと復活優勝をしたことで自信が戻ってきた」
と言っていて通り、自分のゴルフに自信が戻ってきています。
特にパッティングなどは自分のフィーリングに自信があるのと無いのとでは全く違うので、「自分のゴルフに自信がある」というのは不調の時とは全く違うパットが出来ているのでしょうね。
タイガーウッズが強ければゴルフ界が盛り上がる!
タイガーウッズ選手はゴルファーならばほとんどの人が知っているゴルファーですし、さらにゴルフをほとんど知らない方も名前を聞いたことがあるであろう、スター選手です。
そのタイガーウッズが復活し、メジャーを制覇するようなことがあればゴルフ界は間違いなく盛り上がるでしょう。
近いうちにその姿を見せてくれると信じています。
その他ご質問ございましたら、お気軽にLINEご登録いただけますと幸いです。