今回はゴルフにとって非常に大切な精神力(マインドコントロール)について説明していきたいと思います。
ゴルフは、非常に精神状態を安定させるのが難しいスポーツです。
ゴルファーの皆さんは
- うまくいかずにイライラする。
- 望んでいた内容や結果が出ず、がっかりしてしまう。
- ナイスショットに喜んだ後、大きなミスをして感情が不安定になる。
のように思いやすく、喜怒哀楽が表に出やすいスポーツです。
そのため、上司が部下の本当の表情を探る為にゴルフに連れて行ったりするほどです。
しかし、ゴルフは1日の内平均6時間以上かかるとても長いスポーツです。
そのため、精神状態が不安定になると疲れてしまいます。
そこで、今回の記事ではゴルフをしていると精神状態のコントロールが難しいという皆さんに対して、レッスンプロの観点から解決いたします。
具体的には
- ゴルフを楽しむ
- ミスを気にしない。ゴルフはミスのスポーツ
- ラウンド中はミスの理由を探らない
この3つの順に説明してまいります。
5分前後で読めますし、自分の精神操作(セルフマインドコントロール)が劇的に改善する可能性が高いので、ぜひご一読ください。
ゴルフは紳士のスポーツなどと言いますが、それはルールをキチンと守っていれば大丈夫です。
多少の興奮や喜びはゴルフを楽しむ上で、いいスパイスになることでしょう。
自分の気持ちをスコアに繋げるには、自分で精神状態をコントロールする「セルフマインドコントロール」は必要なスキルの1つです。
ぜひこの機会にセルフマインドコントロールを理解し、実践してみてはいかがでしょうか?
※文章が苦手な方は、こちらの動画でまとめていますのでご覧ください。
目次
ゴルフを楽しむことが1番のマインドコントロール
1番のマインドコントロールは、「ゴルフを楽しむ」ということと言っても過言ではありません。
と、思うかもしれません。
しかし、これが本当に重要で、ゴルフを覚えてやればやるほどマイナスの感情が上に出て行ってしまう人が本当に多いのです。
という方がとても多いんです。
次項でも説明しますが、ゴルフはミスで形成されるスポーツです。
そんなことを気にしていてはキリがないのです。
そんなことよりゴルフをもっと楽しみましょう。
- 青い空
- 美しい木々
- 心地よい風
- 美味しいお酒や食事
- 楽しい会話
いくらでも楽しむべきポイントはあるんです。
※初心者でもゴルフを楽しめる詳しい方法はこちらからどうぞ。
「自分でわざわざゴルフというスポーツを楽しくないスポーツに変換してしまっている」ということですね。
せっかく余暇に時間をさいて楽しみにきているのですから、あなたのやるべき努力は
- 良いショットを打つ
- いいスコアでラウンドする
- 綺麗で格好良いゴルフをしようとする
ではなく「ゴルフというスポーツを少しでも楽しむ」ということです。
ぜひ次のゴルフをする時は、「ゴルフを楽しむこと」を第一で取り組んでみてください。
ミスを気にしなくて良い!ゴルフはミスのスポーツ
ゴルフはミスのスポーツ と呼ばれるほど、ほとんどのショットがミスの延長線上で出来ています。
そこで、ゴルフに対してどういった思考が良くて、どういった思考が悪いのかを具体的に説明していきます。
ゴルフに悪い影響を与える思考
良いショットをいっぱい打とう
ミスをしないように心がけてラウンドしよう
などの考えは、ゴルフあまりよろしくありません。
「このホールは絶対にダブルボギーを打てない」とか「ここでミスショットして、右に飛ばすわけにはいかない」などの考えは、ゴルフを何度かしたことのある人には必ず見に覚えがあるはずです。
しかし、この考えを抱いている時点で、非常に自分の心を消耗しているのです。
先ほども言いましたが「ゴルフはミスのスポーツ」なんです。
ミスをするのが当然のことで、それを全て防ごうとするのは非常に無理があるんです。
なので、これを逆に利用しましょう。
という考え方をしっかり持ちましょう。
このマインドコントロールがしっかりと出来ていれば、
- ゴルフがつらい…
- せっかく頑張ったのに全く成果が出ない…
- 練習してもしなくても一緒じゃん。
- むしろ、やらない方が調子いいくらい
といった、ゴルフを一生懸命頑張って結果がでなかった人特有の精神状態が発祥する可能性がグンと下がります。
ゴルフに良い影響を与える思考
むしろ「いいショットが出たらその理由を探る」くらいでちょうどいいです。
- ミスショットが出たら「これが普通」
- ナイスショットが出たら「自分が頑張った」
というのが正解です。
よくあるパターンが
- ミスショットが出たら「なんでこんなミスするんだ!」
- ナイスショットが出たら「よしよし!次も同じショットをして、このホールはパーだ!」
この2つです。
この考え方に、いったいどんな違いがあるのでしょうか?
答えは簡単です。
ミスショットが出たら
「これが普通」 = 50点
ナイスショットが出たら
「自分が頑張った」 = 100点
ミスショットが出たら
「なんでこんなミスするんだ!」 = ー50点
ナイスショットが出たら
「よしよし!次も同じショットをして、このホールはパーだ!」= 80点
こういう図式になります。
良い例のように、最初の段階で「ゴルフというスポーツがミスが当然であり、当たり前のことである」
ということを知っていれば、マイナスになることが無いのです。
さらに注目して欲しいのが、「よしよし!次も良いショットして、このホールはパーだ!」という点です。
これは本当に良く聞くフレーズなのですが、この時点で、「自分で精神状態を悪くしていく準備をしている」のと同じだということです。
さきほどから言っている通り「ゴルフというスポーツはミスのスポーツ」であるわけです。
【たまたま出た100点を2回連続で出そうとするのは根本的に無理がある】ということなんです。
確かに、そういった向上心は非常に素晴らしいことです。
わたしも現役でプロ選手としてツアーを目指していた頃は、こういった感情に支配されていました。
ですが「これはゴルフというスポーツを理解していなかった」と今は思っています。
今の考え方が当時の自分が知っていたなら、実力は同じでも、「当時よりも結果を出すことが出来ていた」と、自信を持って言えます。
皆さんにも、同じ失敗をして欲しくないので、今回は多少厳しめに言わせていただきました。
結論は簡単。
- ゴルフはミスのスポーツ!
- ミスは当たり前だから気にするな!
- いいショットが出たときだけ自分を褒めよう!
これだけです!
この考え方を実践するだけで質の高い「セルフマインドコントロール」となるでしょう。
ゴルフ場でのラウンド中はミスの理由を探らない
と、ラウンド中に考えたことはありませんか?
きっと皆さんも同じことを考える方が多いでしょう。
- ボールをちゃんと見ていなかったのか!
- 頭がインパクトの前に上がってしまって、ルックアップになってしまったんだ!
- そもそも、スイングの軌道に問題があったんじゃないだろうか?
- このゴルフクラブ」が自分のスイングに合っていないんじゃないか?
などなど、理由を探ろうとすればいくらでも出てくるのがゴルフの奥深いところであり、難しいところであり、面倒なところでもあります。
しかし、わたしが絶対に思う正解は、
「ラウンド中にミスの原因を探ろうとしないこと」です。
- レッスンプロにラウンドレッスンをしてもらっている時
- 今日のラウンドは練習だから、何回打っても構わない。
このうような状況ならば、ミスの原因をはっきり探ろうとする努力は必要でしょう。
しかし、
- 今日のラウンドは練習でなく「スコアを一生懸命求めてみる!」というコンセプトで挑戦している。
- いつもスコアを縮めることをしっかりと意識している。
このような考えがあるなら、絶対にミスの原因を求めるべきではありません。
さきほども言った通り、ゴルフはミスのスポーツです。
その原因は言うなれば「ゴルフだから」です。
そんなこと考えていても、しょうがないですよね?
そんなことよりも、今ミスをしてしまったら、
- 次のショットはどうすればいいのか。
- 次のショットの時に、自分のすべきこと、考えるべきことはなにか?
という思考がベストです。
時間は巻き戻ってきません。過ぎてしまったことを嘆くよりも、
と、さっさと忘れて次に行きましょう。
その時うまく行かなければ、すぐに行動して、次の出会いを見つけましょう。
いずれいいショットとの「出会い」が必ず訪れることでしょう
まとめ:ゴルフは自分のせいにしないことがメンタル的の奥義
- ゴルフを最大限に楽しむ
- ミスを気にしない。ゴルフはミスのスポーツ
- 本番のゴルフラウンド中は、ミスショットの原因を探らない
何度も繰り返しますが、ゴルフは【ミスのスポーツ】なんです。
これはゴルフの真理の1つで、抗おうとしても厳しいのです。
ですので、ゴルフにおけるセルフマインドコントロールは結構簡単です。
「自分を出来る限り許して楽しもう!」
ミスのスポーツでミスを責めても自分が辛くなるだけです。
本当にこれだけ実践出来るようになれば、それはあなたにとって最高のセルフマインドコントロールとなるでしょう。
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