ゴルフレッスンプロのサカモトリョウです
今回は初めてのゴルフコースを初心者なりに楽しめる方法を説明していきます。
※簡単な説明動画はこちら
ゴルフというスポーツは非常にいろいろなマナーとルールがあり、使うクラブも最多で14本あります。
さらに、ゴルフコースは世界中に多くの数があり、毎回のようにラウンドするコースが変わります。
さらに同じゴルフコースでも、ティーグラウンド・ショットのライ・グリーンの速さ、固さ・グリーンのピンポジションなどが同じ時はほとんど無いと言えるほど毎回変化していきます。
これらを意識しながら、さらにラウンドのスピードも慣れている人に付いていかなくてはなりません。
そんなゴルフを最初に味わうと
- ゴルフってこんなに忙しいスポーツなんだ・・・
- 走ってた記憶しか無い・・・
- 景色を楽しむ余裕なんて無い・・・
- 慣れてないからどこに注意したらいいかよくわからない
- 気を使うし疲れる・・・
などと思ってしまうでしょう。
ですが
ちゃんと初心者でも、初めてのゴルフでも楽しめる方法はちゃんとあります。
最初から全てをうまく立ち回ろうなんて出来るわけありません。
うまく優先順位を付けて、出来ることと出来ないことをはっきりとさせておくことが大切です。
やること、やるべきこと、やらなきゃいけないこと。
これら意識してみましょう。
詳しく説明していきます。
最低限のルールの詳しい説明はこちらです。
目次
ゴルフラウンドで、とにかく1番の優先は「プレースピード」
とにかくゴルフにおいてプレースピードさえ速ければ問題はそうそうありません。
プレースピードが遅ければ、ほぼ間違いなくゴルフに慣れている人かゴルフ場スタッフから注意を受けます。
この項目だけはとにかく気をつけましょう!
ゴルフマナーの1番大切で不可欠な部分です。
具体的なスロープレー対策はこちらの記事です。
全体的なゴルフマナーの詳しい解説はこちらで説明しています。
慣れていないゴルファーは経験者の言うことをちゃんと自ら聞こう
ゴルフというスポーツは先ほども言った通り、ルールやマナー、専門用語が数多くあるスポーツです。
分からないことがあったなら自らどんどん聞きましょう。
だいたいのケースでは、初心者だということが相手に伝わっていればちゃんと教えてくれたり、導いてくれる人が同じ組にいるはずです。
もし初対面の人たちが相手なら
「ゴルフコース初ラウンドなのでいろいろ教えてください!」
とスタート前にはっきりと言ってしまいましょう。
ゴルフは紳士淑女のスポーツであり、みんな最初は「初心者」だったのです。
そこにいるであろう経験者たちも、ほとんどの人が教わりながらゴルフを覚えてきたはずです。
必ず分からないことや、「こうすればいい」と思っていることを伝えてくれるはずです。
ゴルフはショット以外でも「コツ」があるスポーツです。
それを教えてもらい、学びましょう。
初のゴルフラウンドは全てをこなそうとしない
簡単に言うと、初心者の方はすべてのホールで最初から最後まで完全にホールアウトしなくても良いと考えています。
レッスンプロとしてラウンドレッスンしていても、全てのコースでホールアウトすると、逆に練習にならなかったりします。
確かに少しでも打ったり、スイングしたりした方が経験値になるという考え方もあるでしょう。
しかし、初心者や初めての方には、経験値より負担の方が大きくなってしまうんです。
初心者の内は出来るところだけ頑張りましょう。
むりやり経験者に合わせてこなす必要はありません。
無理なら「このホールはギブアップして、次のホール頑張ります」と堂々と言いましょう。
ゴルフには、その1ホールごとに「ギブアップ」という制度があります。
たとえば初心者の方が
- バンカーがどうしても出ない
- グリーン上で何回打っても入らない
- 空振り何回もして前に進まない・・・
という状態に落ち入ってしまったら、無理せずギブアップしましょう。
その際のスコアは、そのコースのPARの数の3倍です。
例えばPAR3ならそのホールのスコアは9。
PAR4ならそのホールのスコアは12となります。
次のホールからは元通り1打目からなので安心してください。
初心者の頃は無理せずどんどん使いましょう。
ゴルフ初心者の内はグリーンでどんどんOKを貰おう!
ゴルフのグリーンにおいて【OK】というとてもポピュラーで、競技でも無い限り使わない人はいないというほどのローカルルールがあります。
簡単に説明すると
1グリップ(パターを持つ所)分の距離を「打った」と仮定してもらい、拾い上げてしまってもいい
というローカルルールです。
具体的に説明します。
5打目でそのホールのカップ周り(1グリップ以内)に行ったとします。
その時に同伴競技者(一緒にプレーしている人)が「OK!」と言ったら「パットを打って入った」と仮定して、パットせずに拾い上げてしまっていいのです。
その際のスコアは「6」となるわけです。
このローカルルールはどんどん使いましょう!
そしてこのOKの幅は初心者の内はかなり大きくしてしまっても構いません。
初心者の集まったコンペなどでは、
【3パット(3回パットを打つこと)以上パットした人は、残り距離がどんなに残っていても、プレー進行優先でOKを使ってください。】
などの独自のルールを使うコンペも多いんです。
初心者の内はどんどん甘えましょう。
慣れていないゴルフラウンドでも自分の楽しめる箇所を見つけよう
ゴルフというスポーツは、自然の中で毎回のように
- 違うコース
- 違う人
- 違う天気
- 違う季節
- 違う食事
- 違うお風呂や温泉
を楽しめるスポーツです。
しかし、これだけの内容を初心者の内から全て楽しもうとするなんて不可能に近いんです。
そのため、自分が初心者としてでも楽しめるポイントを、少しでいいから見つけることがとても大事なんです!
色々なゴルフの楽しみ方の実例
私が実際に聞いた、ゴルフ初心者の方の楽しみ方を紹介します。
このように、楽しむ方法なんていくらでもあるんです。
ゴルフはミスのスポーツと言われるほどうまく行かないことが普通のスポーツです。
逆に言えば、楽しむ方法を模索しなければ逆にストレスを貯めたり、イライラしたりするだけの1日になってしまうかもしれません。
せっかく1日大自然の中に来ているのにそれは非常にもったいないです。
レッスンプロのわたしでさえ、ゴルフというスポーツを全てうまく行くようにこなそうと思ってプレーすれば、多くのストレスを抱えつことになるでしょう。
上級者ほど、自分のゴルフがうまく行かないことを理解しています。
それと同じように、初心者に方は無理せず1〜2個の楽しめる方法を考えて、後はとりあえず迷惑をかけない程度にして後回しにしておきましょう。
まとめ:初めてのゴルフラウンドは「自分に優しく」
- とにかく1番優先は「プレイスピード」
- 経験者の言うことをちゃんと聞く・自ら聞く
- すべてをこなそうとしない
- グリーンはどんどんOKをもらおう
- 自分の楽しめる箇所を見つけよう
なにもかもうまく立ち回れるなら、それはもう初心者ではありません。
初めてで諸々とうまくいかないのは当たり前のことで、今の周りの経験者も、わたしだってもともと同じ初心者だったんです。
出来る限り「自分に優しく」行きましょう。
分からないことはどんどん聞いて、自分の楽しめるポイントをしっかりと定めるだけで、初めてのラウンドがとっても良いものに変化することでしょう。
合わせて読みたい、初心者の為のゴルフ講座のまとめはこちらです。
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