ゴルフレッスンプロのサカモトリョウです
初めてゴルフコースに行く時って緊張しますよね?
これまでマナーやルールについていろいろと説明してきましたが、初めてのコースの場合どれが必要でどれが後回しで良いのかをまとめて行きたいと思います。
この記事は基本的なルール、マナーを学んだ後の記事となっています。
その前の段階の記事はこちらです。
目次
とりあえず早めにゴルフ場に行こう
ゴルフ場に着いてからの一連の流れは
- クラブハウスに行く
- ロッカーに行って着替える
- 小物を準備する
- ストレッチをする
- ショットの練習をする(素振りする)
- パターの練習をする
といった流れになります。
ここまで考えると、なかなかの時間をかけることになります。
時間の使い方を具体的に説明していきましょう。
初心者なら1時間半以上前に到着しよう!
ゴルフのラウンドに慣れている人で、だいたい40分から1時間ほど前に到着するのがおおよその基本です。
ですが、この40分前後で来る人は、ショットの練習場へ行かない人がほとんどでしょう。
もしあなたがゴルフコースが初めて、もしくはゴルフ場にほとんど慣れていない初心者で、準備に時間がかかるというのなら1時間半〜2時間の時間を見た方が良いでしょう。
9:00スタートなら、7:00〜7:30の間くらいには来ておきましょう。
これで時間が足りなくて焦ることはあまり無いはずです。
少しづつ慣れてきたならこんなに早く来る必要はないので、最初のうちだけはかなり余裕をもってくることをおすすめします。
ゴルフ場に遅れそう・ギリギリ到着の時は早めに連絡しよう
ラウンドが初めてだったり、初心者なのにギリギリの時間帯に来ることは出来る限り避けましょう。
逆に悪い印象を与えてしまうかもしれません。
ですが、交通渋滞などのイレギュラーがあってどうしようも無い場合もあります。
その時は、ゴルフ場と一緒にラウンドする人たちの両方に連絡を入れると、とても良い対応だと思ってくれるはずです。
遅刻してしまいそうな場合は「遅刻する、もしくはギリギリになる」ということをしっかりと事前に知らせましょう。
ゴルフコースが初めて、もしくは初心者で数回ラウンドしたことがある程度というなら、必ず経験者が一緒にラウンドすることでしょう。
そういった人たちに、早くゴルフ場に着いていることでいい印象を与えることも出来ます。
時間は余裕を持っておくことを心がけましょう。
ゴルフラウンド前にまずはスタートの準備をしよう
必要なモノをポケットに入れて置いたり、カートのかごに備えておいて、クラブの準備をしておくと良いでしょう。
- ボール(始めてや初心者の内は10個以上用意しておこう)
- ティー(地面に刺して、ボールを置くもの)
- グリーンフォーク(グリーン上に落ちたボールの後を直す道具)
- ボールマーク(グリーン上で自分のボールが他の人の邪魔にならないように代わりに置く道具)
- グローブ
この5つは最低限ゴルフ場に行ってプレーの服装に着替えた後、早めにポケットに入れておきましょう。
後から出そうと思って後回しにしていると、以外に手間取って時間がかかってしまう恐れがあります。
キャディバックの、すぐに取り出せる所に入れておくのがおすすめです。
詳しい説明はこちらです。
ゴルフ場でも初心者は練習場に行こう
(バンカーやアプローチが出来るゴルフ場もありますし、パット練習場以外なにも無いゴルフ場もあります。気になる方はHPや電話で事前に確認しておきましょう)
中級者以上のゴルファーは、事前にショット練習はせずにパターだけやるという人もかなり多いです。
しかし、出来る限り練習場を行くことをおすすめしています。
その理由を説明していきましょう。
初心者ならなおさら事前練習しよう
初心者や初めてのコースであるならば時間が許す限りしっかり練習しましょう。
わたしは全てのゴルファーに、ラウンド前の練習をおすすめしていますが、良く言われたり、聞かれたりすることが多いのは
- どうせ初心者だから、今更練習しても大して変わらない。
- なにをやっていいのか分からない。
- ミスしても自分では直せない。
などのことを良く言われます。
しかし、レッスンプロの立場から言わせてもらうならば
絶対に事前練習はしましょう!
と言います。
ここでの「練習」とは、特別なことをして自分の能力を上げる為にするのでは無いのです。
ここでの練習は「自分の今日の状態を理解する」為に練習するんです。
- 「今日は前に練習場で打った時より右に曲がるな」
- 「今日はダフることが多いな・・」
などです。
前もって今日の状態や調子を少しでも理解しておくことで、コースでやらなければいけないことを前もってやってしまっている状態にしているのです。
例えるなら、ラウンドスタートする前に2〜3ホールプレーしてきているような状態です。
有利に決まってますよね?
別に空振りばかりでも構いません。
練習場で空振りしているということは、どんな状態でもクラブがボールに届いて無いという状況なのです。
なので「もうちょっと下の方に振ればボールに当たるかも」と思えます。
これで立派な当日の修正と言えるでしょう。
中級者以上はこれを前もって何となく理解していたり、本番になっておかしくてもすぐに修正することが上手だったりします。
初心者の内は、むしろ初心者だからこそ練習場に行きましょう。
頼れる人がいたら一緒に練習場に行こう
もし誰か一緒に練習場に行ける人がいたら、ぜひ一緒に行きましょう。
ゴルフは自分のスイングや状態を自分で見ることが出来ないので、誰かの目があるだけでかなり助かるはずです。
他の人が見て、自分のスイングがどうなっているか確かめてもらいましょう。
練習場の有無、使用方法を確かめておこう
まずそのゴルフ場にショット練習場が有るか無いかを聞きましょう。
もしあったら、練習場の使い方はゴルフ場によって異なるのでマスター室で聞いてみましょう。
ほとんどのゴルフ場は、まずマスター室で自分の名前とロッカー番号を書いて専用のコインを貰います。
その後自分の打ちたいクラブを持って練習場へ行き、そのコインをボールの販売機に入れると決まった数のボールが自動的に出てくるというタイプです。
中にはフロントでしかコインが買えないなどの、特殊な使用方法のところもあります。
使用クラブが指定されていたり、特定以上の距離を出してはいけないショット練習場もあるので、しっかりとゴルフ場スタッフに尋ねましょう。
もしショット練習場がゴルフ場に無いけど練習していきたいとという人は、打ちっぱなしの早朝営業に前もって行ってみましょう。
詳細はこちら。
ゴルフラウンド前にパット練習もしっかりとしよう
ゴルフ場にはパッティンググリーンという練習場が必ずあります。
そこで練習しながら、その日のスピード状況をしっかりと把握しておきましょう。(こちらはほとんどのゴルフ場で数値表記があるので、参考にしてみましょう)
グリーンの状態を把握しておこう
ゴルフにおけるグリーンという箇所は、毎回堅さやスピードが違うのが当たり前の箇所です。
グリーン面のスピードの表記はほとんどのゴルフ場にありますが、固さは前もって知ることは出来ません(数値によって表記してくれているところもあります)
初級者にはあまり関係の無い情報かもしれませんが、一応グリーンの固さにも違いがあることは理解しておきましょう。
グリーンスピードは【フィート】という単位で計られるのですが、遅い、早いの目安は以下の通りです。
7〜8,5フィート 【遅め〜やや遅め】
9〜10フィート 【普通〜やや早め】
10,5〜12フィート 【かなり早め】
12,5フィート以上 【トーナメント並み】
このようなイメージが一般的です。
参考にしてみてください。
パッティングの具体的なコツはこちらをご覧ください。
まとめ:初めてのゴルフコースは早い準備で対応しよう
- とりあえず早めにゴルフ場に行こう
- まずはスタートの準備をしよう
- 練習場に行こう
この3つさえしていれば、とりあえずはOKです!
とりあえず時間に余裕を持つことがすごく大事で、わからないことがあればいくらでも聞きましょう。
ゴルフ場のコースの前には必ず「マスター室」というお客様に対応してくれる人たちがいるところがあります。
そこの人に尋ねれば、必ず分からない所を説明してくれます。
初心者が当たり前のことを聞いてくるのは当たり前のことなので、恥ずかしがらずにいっぱい聞きましょう。
その他ご質問ございましたら、お気軽にLINEご登録いただけますと幸いです。