ゴルフレッスンプロのサカモトリョウです。
@sakamotoryogolf
今回は、
という方の疑問に答える記事となっております。
一般的なゴルファーの皆さんは、
- 鍛造とか鋳造ってどういう意味なんだろう?
- 軟鉄とかフォージドとかも良く聞くけど……
- なにが違うのかな?
などと思うことでしょう。
そこで、この違いをレッスンプロの私が簡単にご説明いたします。
数分で簡単に読める内容ですし、鍛造と鋳造の違いを理解出来るのでぜひご一読ください。
代表的なゴルフアイアンの製造方法!鍛造と鋳造の違いをそれぞれ具体的説明!
では、代表的なゴルフアイアンの製造方法である「鍛造と鋳造」の違いを具体的に説明していきましょう。
鍛造(フォージド)
簡単に言うと、良く聞く「フォージドアイアン」とは、鍛造製法で作られたアイアンのことです。
つまり、「鍛造=フォージド」で、同じ意味ということですね。
その意味は、
軟鉄のような柔らかい鉄を加工して、ライ角などを曲げて調節する製法
ということです。
つまり、「叩いて形を形成していく、刀のような製造方法」とも言えるでしょう。
しかし、これは軟鉄という種類の鉄でしか出来ない製法で、ステンレスなどの硬めの素材では出来ない場合が多いのです。
鋳造
逆に、鋳造とは簡単に言うと
溶かした素材を型に流し込んで固める製法
のことです。
これは非常に簡単に製造方法ですね。
アイアン以外にも、いろいろな物を作る時に用いられている方法です。
鍛造・鋳造のメリット、デメリット
では、それぞれどのような長所と短所があるのか?
それぞれ説明していきましょう。
鍛造のメリット・デメリット
【メリット】
- 軟鉄を使用しているので打感が柔らかい
- 1度作られた後でもライ角を調整出来る
- それぞれの身長や腕の長さによってライ角を調整出来る
- 上級者好みの操作性の高いアイアンを作りやすい
【デメリット】
- 初心者にメリットとなることが少ない
- 上級者仕様が多く、値段も高め
鋳造のメリット・デメリット
【メリット】
- 型さえ作れば色々な形でヘッドを作ることが出来る
- 他の素材と組み合わせて作ることも出来る
- 初心者に向いている、易しく飛ばせる打ちやすいヘッドが多い
【デメリット】
- 上級者にはコントロールしづらいモデルも多い
- ライ角調整はほとんど出来ない
などがあるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
アイアンの代表的な製造方法2種の「鍛造・鋳造」をご説明しましたが、あくまでこれらは目安の1つに過ぎません。
それぞれのメリット・デメリットも逆転しているクラブもありますし、一概に「これだ!」と決めることは難しいのです。
しかし、多くの共通点から目安とすることは出来るので、アイアンを選ぶ際の一つの目安にしてみることをおすすめします。