ゴルフレッスンプロのサカモトリョウです。
今回の記事は【テニス肘・上腕骨外側上顆炎を両肘に患って、実際に直るまでの体験記】という内容の記事となっております。
ゴルフやスポーツなどをしていると、体を痛める時もあるでしょう。
そんな時はまず、早めにお医者さんに診断してもらいましょう!
私自身が数年前にテニス肘:上腕骨外側上顆炎を両肘に患ってしまった経験があります。
一時期は非常に厳しい痛みをともなっていましたが、しっかりと完治しました!
そこで、その
- ケガのきっかけ
- 程度
- 受けた病院
- 治療の種類
- 直るまでの期間
などを出来る限り具体的に紹介していきます!
具体的には
- テニス肘:上腕骨外側上顆炎説明
- テニス肘:上腕骨外側上顆炎になった原因のゴルフ練習
- テニス肘:上腕骨外側上顆炎になるまでの痛みの程度と進行速度
- テニス肘:上腕骨外側上顆炎が治るまでの期間と方法
の順番で説明します。
5分くらいで読める内容ですし、テニス肘:上腕骨外側上顆炎について詳しい実例を理解出来る可能性が高いので、是非ご一読ください!
目次
テニス肘:上腕骨外側上顆炎説明

よくスポーツをする人が患う「テニス肘:上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」は、どういったケガなのか説明しましょう。
症状
- 何か物をつかんで持ち上げる動作
- タオルをしぼる動作
などをすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出ます。
多くの場合、安静時の痛みはありません。
原因と病態
テニスを良くする人に生じやすい特徴があり、「テニス肘」と呼ばれています。
一般的には、年齢とともに肘の腱が痛んで起こることが多い症状。
病態や原因については十分にはわかっていませんが、主に手首を伸ばす働きをしている筋が痛んでます。
テニス肘:上腕骨外側上顆炎になった原因のゴルフ練習

次に、私がなぜテニス肘になってしまったのか?
簡単に言うと、肘に負担の多い重いクラブで振り過ぎてしまったんです。
実際に振れるクラブで、かなり重さがある練習用品があります。
それは非常に良い練習効果があり、
- 重いクラブだが、実際のゴルフクラブと同じ形状でスイング出来る
- かなりの重さなので、その後自分のクラブで振ると恐ろしく軽く感じて振り切る力がアップする。
こういった特徴のある、飛距離に直結する優秀な練習用品なんです。
しかし、ここで問題は私のスイング。

私は、基本的に切り返しのタイミングを肘で取るため、肘への負担が普通のゴルファーより多いんです。
しかし、当時の私は重いクラブでの練習に手応えを感じていて、多少の違和感があっても続けてしまった……
ケガする王道パターンかも知れませんね。
その痛みの程度と進行について次に説明しましょう。
適度な練習量であれば肘を痛めることはありません。
私の場合はプロとして上に行くことを目指して練習していたので、重い練習用品での練習量が多過ぎたということです。
毎日その重いクラブで100回以上スイングしていました。
使用する際やり過ぎなければ問題ありませんし、一般の方にはとてもおすすめな練習用品です。
テニス肘:上腕骨外側上顆炎になるまでの痛みの程度と進行速度

ここから、どうやって痛みが進行していったのかをご説明しましょう。
①痛みというより「違和感」
最初はスイングしているうちに、
という感じでした。
どういった感じの違和感なのかは人によるかもしれませんが、私の場合は「若干曲げにくい」感じでした。
しかし、痛い訳では無いので放置してしまいました。
②違和感から「痛み」に
この段階でしっかりと体と肘を休めるべきだったのでしょうが、ゴルフを上達したい意識が強過ぎて練習を休めませんでした。
その結果、違和感から「痛み」へと変わってしまいました。
③休んで痛みが引く
さすがに痛みが強くなった時は練習を休み、その結果痛みは引きました。
休んだ期間は2週間程度で、違和感も無くなっていきました。
④再び重い練習用品を使って痛める
そう思って、気に入っていた重いクラブの練習用品でまた練習していました。
しかし、結果また痛めてしまいました。
結局、私のスイングは重いクラブでの練習には合わなかったということ。そして、その見極めが遅かったという訳です。
⑤痛みが引かずに病院へ行きテニス肘だと診断される
この段階で整形外科に行き「テニス肘:上腕骨外側上顆炎」だと診断されました。
ちなみに、私がされた診断方法の1つが分かりやすいので、少し気になる人はこちらの方法を試してみてください。
中指伸展テスト
誰かに中指を上から押してもらって、肘を伸ばしたままそれに抵抗する方法です。
テニス肘:上腕骨外側上顆炎の傾向があれば肘が痛むでしょう。
(画像設定中)
⑥痛めている右肘を庇っている内に左肘も痛める
右ひじがテニス肘:上腕骨外側上顆炎のため、それをかばって日常生活や試合をこなしていました。
その結果、庇っていた左肘も同じ症状テニス肘になってしまったのです……
酷い時は両肘を曲げただけでかなりの痛みがありました。
私の場合は、このような進行スピードでテニス肘:上腕骨外側上顆炎になってしまったという訳です。
テニス肘:上腕骨外側上顆炎が治るまでの方法と期間

ここから、実際に治るまでの時間と実際に試した病院や治療方法を説明していきましょう。
治療方法
色々な病院に行き、色々な治療を受けました。
何が効果があって、何が効果が無かったのか。それを説明していきます。
ストレッチ
整形外科で教えてもらった方法で、テニス肘に有効なストレッチをご紹介します。
お医者様からは、「地味だけど効果は大きい」と言われていたのですが、正直私は効果をあまり感じませんでした……
人によりけりだと思うので、とりあえず試してみましょう!
超音波治療
オリンピック選手もしているという、超音波を肘の深くまで届かせて治療する方法を整形外科で試しました。
もちろん、強弱の調整は可能なので、施術してくれる人に調整してもらいましょう。
私の場合、こちらも肘の痛みの軽減は少なかったです。
針治療
接骨院で針治療を受けてみました。
多少楽になった気はしましたが、根本の解決には至りませんでした。
マッサージ
主に接骨院で肘周りの張っている筋肉をほぐしてもらいました。
しかし、これも大きな効果はありませんでした。
出来るだけ休ませる
痛んでいる肘を出来るだけ休ませるようにしました。
しかし、練習はもちろん、日常でもあまり使わないようにしていった結果、これは確かに痛みは軽減していった結果です。
ただ、完治までには至りませんでした……
腕立て伏せ
なかなか完治しなかった肘がどうやって治ったのか?
色んな方法や病院を試していた時に、とある先輩が
ということを言っていたんです。
確かに、トレーニングをして周りの筋肉を鍛え、痛んでいる箇所を支え痛みを軽減させる方法があることは知っていたんです。
しかし、医療機関に行った時に基本的に勧められるのが「休ませて炎症させないようにしましょう」ということです。
これで治ることも確かに多いのですが、私の場合はそれでも完治しなかったので試してみようと思いました。
トレーニングして少しでも痛みが増したら、すぐ止めようという気持ちでしたね。
私がやったのは
「腕立て伏せ」
方法は、サポートする筋肉の角度を多くしたかったので、肘を色々な角度に変えて腕立てしました。
回数は100〜200回前後。毎日しました。
これが結果的に、私のテニス肘を完治させるに至ったのです!
期間
治るまでにかかった期間は
- 痛みが軽減した期間
- 完治したまでの期間
に分けて説明しましょう。
痛みが軽減した期間
肘を休ませる方法をして、「2〜3ヶ月」で痛みは徐々に少なくなっていきました。
しかし、なかなか痛みが無い状態にはなりませんでした。
完治というにはもう少しでしたが、それ以上に時間を使ってもあまり変わらなかったのです。
完治したまでの期間
腕立てを続けた結果、5〜6ヶ月前後で痛みがほぼ無くなっていき、練習した時の痛みもほとんど出なくなっていきました。
ただ、多くの練習をしたり何もしてなくてもたまに痛みが出る時もありましたが、それも1年立つうちに無くなりました。
まとめ:テニス肘(上腕骨外側上顆炎)はゴルフでもなることがある。しっかり治そう!
- テニス肘:上腕骨外側上顆炎説明
- テニス肘:上腕骨外側上顆炎になった原因のゴルフ練習
- テニス肘:上腕骨外側上顆炎になるまでの痛みの程度と進行速度
- テニス肘:上腕骨外側上顆炎が治るまでの期間と方法
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、ゴルファーにも非常に多いケガの1つです。
全てのケガで言えることですが、痛んだ時は出来るだけ速く対処することが本当に大切と言えるでしょう。
特に、ゴルフは鉄のクラブと硬いボールを使う競技です。
負担がかかり過ぎないように気をつけましょう!
その他ご質問ございましたら、お気軽にLINEご登録いただけますと幸いです。
